
朝ドラ『ばけばけ』で夫・ヘブン先生(モデル:小泉八雲)を演じるのは英国人俳優のトミー・バストウさん
わりとしっかり英語でのセリフのシーンもあり、朝ドラで本物のネイティブ英語も聞けます
このブログでは、「ばけばけ」に登場する英語セリフをリスニングして書き起こし、意味やニュアンスとあわせて英語学習の記録としてまとめています
朝ドラを見ながら英語の勉強もしたいという方や、『ばけばけ』で出てきた英語セリフが気になる方、英語の勉強中の方、ぜひのぞいていってください
3月23日(月)放送の朝ドラ『ばけばけ』第25週121話「ウラメシ、ケド、スバラシ。」に登場した英語セリフより
ついに最終週になってしまいましたねぇ……
<『Kwaidan』の書評が載った新聞記事?>
New Books Reviewed
〜 he came to be recognized 〜 author.
〜 awaited with much anticipation, 〜
〜 – to be little more than a collection of folktales fit chiefly to amuse children.
Considering the present moment, when Japan has begun to tread the road …
(※画面で見える部分のみ書き起こし)
新刊書評
彼は〜の著者として知られるようになった…
大きな期待を込めて待ち望まれていた…
子供たちを楽しませるための民話の寄せ集めに過ぎない
日本が新たな道を歩み始めた今という時を鑑みると……
全体がわからないですが、まぁ断片的に読める部分だけ見ても、あまり評判は良くないみたいですね……
<おトキちゃんにわたしたヘブン先生の遺言>
Kanto Tokyo
September,1904
This is the last will of me, Lefkada Heavin, at the present time teacher of English at the Imperial University in Tokyo, Kanto, Japan.
I desire and bequeath unto Toki Ushimizu, the mother of my children, absolutely, all my estate and effects, whatsoever real or personal, of which I may die possessed, or to which I may be entitled.
And I desire it to be known that all things in the house now occupied by me, at No. 265, Nishi-Okubo, Tokyo Prefecture, belong to her in case of my death.
Lefkada Heavin
雨清水八雲
東京・神田
1904年9月
これは、現在、日本・関東地方の東京帝国大学にて英語教師を務めるレフカダ・ヘブンによる最後の遺言書である。
私は、私の子供たちの母である雨清水トキに対し、私が死亡時に所有しているもの、または権利を有するすべての不動産あるいは権利を有する一切のものを、無条件で遺贈することを希望する。
また、私が現在居住している東京都西大久保265番地の家にあるすべてのものは、私の死後、彼女の所有に帰することをここに明記する。
レフカダ・ヘブン
雨清水八雲
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は、1904年(明治37年)9月26日、東京の自宅にて心臓発作(狭心症)のため54歳で逝去されたので、ヘブン先生の遺書は直前に書いたものなんですね
当時は早稲田大学文学部の講師を務めていましたが、『ばけばけ』ではそこは特に触れられず、帝大のままですね
「anticipation」の意味は、
- 予想、予知
- 期待、予期
- 見越し、先行
将来の出来事を見越して準備をする、またはワクワクしながら心待ちにするニュアンス
- The children were full of anticipation on Christmas Eve.
(子供たちはクリスマスイブに期待でいっぱいだった) - We bought more food in anticipation of many guests.
(多くの客が来るのを見越して、食料を多めに買った) - Anticipation of death is worse than death itself.
(死の予感は死そのものよりも恐ろしい)
「chiefly」の意味は、
- 主として、主に
- まず第一に
- 大抵、とりわけ
「Mainly」や「Mostly」と類似しているが、よりフォーマルで、ビジネスやレポートなどで主要な原因や目的を強調する際に使われる言葉
- The cause is chiefly financial.
(原因は主として財政的なものである) - He is known chiefly as a novelist.
(彼は主に小説家として知られている)
- Mainly:主に
- Mostly:大部分は
- Chiefly:主たるものは(強調のニュアンス)
「fit chiefly to amuse children」は、「主に子どもを楽しませるのに適した」というよりも「子どもだましに近い」というニュアンスかな
「tread」の意味は、
- 歩く、歩いて進む
- 足を踏み入れる
- 踏む、足を付ける
- 踏みにじる、抑え付ける
- Be careful not to tread on the flowers.
(花を踏まないように気をつけて) - Tread carefully to avoid slipping on the ice.
(氷の上で滑らないように慎重に歩きなさい)
ここで使われている「will」は名詞で、
- 意思
- 遺言
という意味ですね
- I’ll help you.
(手伝うよ) - He has an iron will.
(彼は鉄の意志を持っている) - Where there is a will, there is a way.
(意志あるところに道あり) - He left all his money to his children in his will.
(彼は遺言で全財産を子供たちに残した)
「desire and bequeath」は、法律用語で「遺贈する」という意味です
財産を確実に譲渡したいという強い「意向(Desire)」と「遺贈(Bequeath)」を組み合わせた表現
「bequeath」の意味は、
- 《法律》(動産を)遺言で譲る、遺贈する
- ~を後世に残す/伝える
- She bequeathed her entire estate to the charity.
(彼女は全財産をその慈善団体に遺贈した) - We must bequeath a clean environment to the next generation.
(私たちは美しい環境を次世代に残さなければならない)
「unto」は、「to(~に、~へ)」や「until(~まで)」の古い形で、格式高い、または宗教的・文学的な表現
- Come unto me.
(わたしのもとに来なさい) - Do unto others as you would have them do unto you.
(人からしてほしいと思うことを、人にもしなさい)
現代英語の「to」が使われる場面でも、古い表現や強調したい場合、あるいは荘厳な響きを持たせたい場合に用いられます
「estate and effects」は、「遺産及び所持品」という意味で、故人が残した全ての財産、動産、不動産、および個人的な所持品を指す法律・相続用語
- I give my real estate and effects…
(私の不動産および所持品を…に与える)
のように、全財産を引き継ぐ際によく使われる法的な言い回し
「whatsoever」の意味は、
- どんなものであれ、何であれ
- いかなる、何があっても
- 少しの~もない、~のかけらもない、全く
「whatever」よりも強調された表現で、「at all」のフォーマル版
- There is no doubt whatsoever.
(疑いは全くありません) - I have no idea whatsoever.
(全く見当もつかない)
「real or personal」は、「Real Property(不動産)」と「Personal Property(動産・動産類)」のことかな
- Real Property(不動産):土地、建物、土地に定着した構造物
- Personal Property(動産・動産類):椅子、車、銀行口座など移動可能な資産
「possessed」の意味は、
- (土地・財産・能力・特質などを)所有する、有する、備える
- 取りつかれた、落ち着いた
「Have(持つ)」よりも堅いフォーマルな表現
遺言の中の「die possessed」は「死亡時に所有している」という表現ですね
「entitled」の意味は、
- ~する権利[資格]がある
- ~と題された(~というタイトルの)
- 偉そうな態度の、尊大な
日常会話では「自分は特別だ」という、傲慢な態度や権利意識が高い様子を指す形容詞として使われることも多いですが、ここでは法律やルール、契約などにより正式に権利を与えられているという意味で使われてますね
- You are entitled to a full refund.
(あなたは全額返金を受ける権利がある)
「belong to」の意味は、
- 〜に属する
- 〜の所有物である
- 〜の一員である
- This book belongs to me.
(この本は私のものです)
「in case of」の意味は、
- もし~の場合
- ~の場合に備えて
- もし~が起こったら
緊急時や想定される事態に対して対策を述べる際に使われる英語フレーズ
- In case of emergency, call 911.
(緊急の際は、911に電話してください) - Use the stairs in case of fire.
(火災の際は階段を使ってください) - In case of rain, the event will be postponed.
(雨の場合、イベントは延期されます)
- anticipation:期待、予想
- chiefly:主として
- tread:足を踏み入れる
- will:意思、遺言
- desire and bequeath:遺贈する
- unto:toの古い形
- estate and effects:遺産及び所持品
- whatsoever:どんなものであれ
- real or personal:不動産、動産
- possessed:所有する
- entitled:~する権利がある
- belong to:〜の所有物である
- in case of:もし~の場合
今日は英語セリフこそなかったものの、新聞の書評や、ヘブン先生の遺言書がありましたね
そして遺言書はかなりしっかり書かれたもので、法律的な用語が多くてややこしかった……
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