
朝ドラ『風、薫る』第12週第59話「旅立ち」(2026年6月18日(木)放送)では、りんや直美たち看護学生の卒業、アップルパイを囲んでの温かい別れの時間、捨松との「看護とは何か」をめぐる問答、そして最後に遺された一冊の本のメモ……
- 卒業を祝う歌として歌われた “Auld Lang Syne(蛍の光)”
- 作品全体のテーマでもある “What is nursing?”
- バーンズ先生が残した “The one being questioned is myself.”
など重みのある英語セリフでした
この記事では『風、薫る』59話に登場した英語セリフと意味や見どころをまとめました
りん(見上愛)、大家直美(上坂樹里)、玉田多江(生田絵梨花)らは無事に卒業証書を受け取りますが、その場に教師であるバーンズの姿がないことを不思議に思います
もう旅立ってしまったのかと勘違いする生徒たちですが……
最後にみんなでアップルパイを食べようと、バーンズ先生とゆきがみんなにアップルパイを焼いてくれていました
途中で看護婦になることを諦めたゆきも登場し、入学時の生徒全員で卒業を迎えられました
久しぶりに捨松の元を訪れたりんと直美、そこで初めてバーンズ先生が生徒たちのために陰で尽力していたことを知らされます
そしてバーンズ先生が残していった1冊の本のメモには……
生徒たちとの最後の団らんで、みんなでアップルパイを食べながらバーンズ先生が口ずさんだのは “Should auld acquaintance be forgot”
みんなが卒業式で聞いたことのある、あの「蛍の光」の原詞です
生徒たちも一緒に歌う、じんわり温かいシーンでした
Should auld acquaintance be forgot、
Should auld acquaintance be forgot,
and never brought to mind?
Should auld acquaintance be forgot,
and auld lang syne?
……
<捨松の元を訪れたりんと直美>
What is nursing?
看護とは何か?
りんさん、直美さん、あなたたちは今、どう答えますか?
すぐに答えられないりんと直美
Good ! This is nursing.
学べば学ぶほど、安易には答えられなくなるのが看護ですよね
<梅岡女学院がなくなると決まって、帝都医大病院が卒業後看護婦として受け入れる話がなくなった時に陰で尽力していたバーンズ先生>
I would be most grateful for your support for the future of nursing in Japan.
(日本の看護の未来をよろしくお願いします)
Very well.
(わかりました)
I will do everything I can.
(出来る限りのことは致しましょう)
<バーンズ先生が卒業後も帝都医大病院で働けないかと陰で尽力していたことを告げられるりんと直美>
何も知りませんでした
Welcome trained nurses.
本の最後に記されたバーンズ先生のメモ
What is nursing?
The one being questioned is myself.
(看護とは何か?問われているのは私自身である)
Should auld acquaintance be forgot,
and never brought to mind?
Should auld acquaintance be forgot,
and auld lang syne?
卒業を祝う場面で、生徒たちとバーンズ先生が歌った『蛍の光』の原曲 “Auld Lang Syne”(久しき昔) の歌詞
卒業式や閉店間際などに流れ、日本では別れの歌として知られる「蛍の光」ですが、直訳すると「過ぎ去りし遠き日々(久しき昔)」を意味し、英語圏では新年の幕開けを祝う曲として歌われています
英語の歌詞は、「古い友情を忘れてしまってよいのだろうか、過ぎ去った日々を忘れてよいのだろうか」と問いかけ、「古き良き日々のために、親愛なる友よ、杯を交わそう」と旧友との再会や思い出を称える温かい内容になっています
昔馴染みの友を忘れてしまってよいのだろうか
もう思い出すこともないのだろうか
いや、そんなことはない
懐かしい思い出も、古い友のことも、決して忘れはしない
「Auld Lang Syne(蛍の光)」の歌詞と和訳など別記事で詳しく掘り下げていきます
What is nursing?
(看護とは何か?)
ドラマを通して何度も繰り返されてきた問い
知識を身につけるほど簡単には答えられなくなる——
そんな看護の奥深さを象徴する一言でした
I would be most grateful for your support for the future of nursing in Japan.
(日本の看護の未来をよろしくお願いします)
バーンズ先生が捨松へ託した最後の願い
- I would be most grateful for…:〜をいただければこれ以上なくありがたいです(大変幸いです)
;非常に丁寧な表現
文脈によっては、すでに支援してくれている相手に対して「心より感謝いたします」と伝える際にも使われます - the future of nursing:看護の未来
- in Japan:日本における
直訳すると「日本の看護の未来のために、皆様のご支援をいただけますと大変幸いです」
看護の発展や次世代の育成に向けた、とても丁寧で格式高いお願いのメッセージですね
Very well.
「very well」は、文脈によって「とても上手に」という副詞的な使い方と、相手の意見や提案に同意する「わかりました」「よろしい」という間投詞(返事)の2つの意味があります
ここではバーンズ先生のお願いに対する返事として
- わかりました
- 承知しました
という意味で使われています
シンプルですが、OK よりも落ち着いた上品な響きを持つ英語です
I will do everything I can.
(出来る限りのことは致しましょう)
everything I can は「自分にできることをすべて」という意味で、日常会話でもよく使われます
What is nursing? The one being questioned is myself.
(看護とは何か?問われているのは私自身である)
バーンズ先生が残した本のメモ
- The one…:〜な人(もの)
→話し手自身を指す主語の塊を作る - being questioned:今まさに問われている
→受動態の進行形(being + 過去分詞);現在進行中で問われ続けているニュアンス - is myself:私自身である
→「me(私)」ではなく「myself(私自身)」を使うことで、他の誰でもない「まさにこの自分だ」という覚悟のニュアンスを強調
この文章は、自分が今まさに質問や追及の対象になっていることを強調する表現で、作品を締めくくるにふさわしい印象的な言葉であり、「看護とは答えを教わるものではなく、自ら問い続けるもの」という作品のテーマを象徴した言葉ですね
第59話では、卒業や別れを描きながらも、作品の中心テーマである “What is nursing?” が改めて提示されましたね
最後のメモ “The one being questioned is myself.” で、バーンズ先生自身も「問いの答えを持つ人」ではなく、「問い続ける人」でした
- I would be most grateful for…:〜をいただければこれ以上なくありがたいです(大変幸いです)
- very well:承知しました
などぜひ覚えておきたい丁寧な英語表現や、『蛍の光』の原曲 Auld Lang Syne も歌われましたね
『風、薫る』第59話の英語セリフは、どれも教科書的な英語ではなく、まさに「誰かの心を動かすために使われた、生きた英語」
こういう「気持ちが動く英語」をもっと自分の言葉として話せるようになりたいなと思った方は、オンライン英会話で実際に声に出してみるのがおすすめです
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