
NHK朝の連続テレビ小説『風、薫る』第3週第13話「春一番のきざし」(2026年4月15日(水)放送)では、書生・槇村が本屋で「Bankruptcy」を連呼したり、鹿鳴館では「May I have a hot chocolate?」など外国人とのやり取りが描かれたり、初心者から中級者まで「あ、これ使える!」と感じるシーンがありました
日常会話だけでなく、レストランでの注文や接客にも役立ちそうな英語表現がたくさん登場しました
この記事では、第13話に登場した英語フレーズをまとめて解説します
<本を売るりんに対して>
上下巻で1円80戦だよ、
So expensive.
エクスペンシブ、あ、高い
あなたの recommend どおりに買えば、僕は bankruptcy
ベン?
Bankruptcy 破産
べ、ベン、ベン…
Bankruptcy
べ、ベンクラ、プティ?
Bankruptcy
ベンクラプティ
Not bad.
悪くないね
この後、槇村との会話の流れでシマケンが買うことになった本は、フランスの政治思想家 アレクシ・ド・トクヴィルが書いた『アメリカのデモクラシー(De la démocratie en Amérique)』
フランス語の本で、アメリカ民主制の強さ・弱さについて著述されているそうです
Excuse me. May I have a hot chocolate?
(ホットチョコレートを)
Hot chocolate?
Yes.
The chocolate dessert are the table over there.
(チョコレートでしたらあちらのテーブルに)※
No no no no no
Is it chocolate melted into warm water?
(チョコレートをお湯に溶かす?)
Hot milk if possible.
(温めた牛乳で)
Understood. I ask the chef.
(わかりました。シェフに聞いて参ります)
Thank you. Thank you.
So expensive.
(高すぎる!)
槇村が本の値段を聞いて言った言葉ですね
「So expensive(ソー・エクスペンシブ)」は「なんて高いんだ!」という感嘆を表すシンプルな表現
文法的には「That’s so expensive!」と主語と動詞を補うとより自然ですが、会話では省略形もよく使われます
「so」は「とても」という意味の強調表現です
日常会話でもよく使われる表現です
- This book is so expensive.
(この本はすごく高い) - Gas is so expensive these days.
(最近ガソリンが高い)
- That’s so expensive!
(高すぎる;定番フレーズ) - That’s steep.
(高すぎる) - Ouch, that’s pricey!
(うわっ、高いね!;カジュアルな表現) - That costs a fortune!
(大金がかかる!)
recommend
槇村は「あなたの recommend どおりに買えば、僕は bankruptcy」と「Your recommend」というニュアンスで使っていましたね
「recommend」は、「おすすめする/推薦する」という意味の動詞です
ただ「あなたのおすすめ」と言う場合、動詞ではなく名詞ですね
「recommend」の名詞系は「recommendation」
なので「Your recommend」ではなく「Your recommendation」が文法的には正しいです
槇村も英語を学びたて、なのかな?
- I recommend this book.
(この本をおすすめします) - Can you recommend a restaurant?
(おすすめのレストランはありますか?) - following your recommendation
(あなたのおすすめ通りに) - I decided to visit this restaurant following your recommendation.
(あなたのおすすめに従って、このレストランに来ることにしました)
旅行先でも役立つ英語ですね
Bankruptcy
槇村がりんに説明していた英単語ですね
意味は「破産」です
これは、りんも苦労していましたが発音が難しい単語ナンバーワン級!かもですね
槇村:Bankruptcy.(破産)
りん:べ、ベン…ベンクラ、プティ?
槇村:Not bad. 悪くないね
おもしろいシーンでしたが、「Bankruptcy」の発音は難しいと思います……
「Bankruptcy」はカタカナで書くと「バンクラプトシー」ですが、実際の発音は /ˈbæŋk.rʌp.si/(バンクラプスィ) が近いです
さぁあなたも一緒に「Bankruptcy !」
- Bank の “a” は「バ(æ)」── 日本語の「ア」より口を横に開く
- rupt は「ラプト」ではなく「ラプ(t音は弱い)」
- cy は「シー」ではなく「スィ」
- アクセントは最初の Bank にある
- go bankrupt
(破産する) - bankrupt
(破産した)
- Buying all these books will make me go bankrupt.
(こんなに本を買ったら破産してしまうよ)
Not bad.
りんが「bankruptcy」の発音に挑戦した後、槇村が言った一言
意味は、
- 悪くないね
- なかなかいいね
「Not bad(ノット・バッド)」は直訳すると「悪くない」ですが、文脈によっては「なかなかやるじゃないか」という褒め言葉にもなります
英語圏ではよく使われます
<Not bad のニュアンス幅>
| 表現 | ニュアンス |
|---|---|
| Not bad. | まあまあ〜なかなか良い(幅広い) |
| Not bad at all! | 「全然悪くない」=かなり良い |
| Pretty good! | 「なかなか良い」と明示的に称賛 |
| That’s decent. | 「十分合格点」(やや改まった場面) |
- Your English is not bad.
(英語なかなか上手だね) - Not bad at all.
(かなりいいね)
Excuse me. May I have a hot chocolate?
鹿鳴館で外国人客が給仕に話しかける際に使っていた「Excuse me.」
意味は「すみません/「失礼します」です
もう日本語でもだいぶ浸透している表現ですね
- 店員さんを呼ぶ
- 道を尋ねる
- 人に話しかける
時などに使う旅行英語の定番フレーズです
その後に続く「May I have a hot chocolate?」の意味は「ホットチョコレートをいただけますか?」
「May I have〜?」は「〜をいただけますか?」という丁寧な依頼表現です
日常会話でよく使う「Can I have〜?」より一段フォーマルで、ホテルやレストラン、ビジネス場面で使いやすいフレーズです
<丁寧さのレベル比較>
| 表現 | 丁寧さ | 場面 |
|---|---|---|
| Give me〜. | 低い(ぶっきらぼう) | ×おすすめしない |
| Can I have〜? | 普通 | カジュアルな場面 |
| Could I have〜? | やや丁寧 | 一般的な店・オフィス |
| May I have〜? | 丁寧 | ホテル・接客・ビジネス |
| I would like〜. | 非常に丁寧 | フォーマルな場 |
- Can I have a hot chocolate?
- I’d like a hot chocolate.
海外旅行でそのまま使える便利な表現です
The chocolate dessert are the table over there.
直美の同僚の女性給仕が言った「The chocolate dessert are the table over there.」、自分のリスニングが間違えているかもしれませんが、ちょっと文法的な間違いがあります
おそらく英語に不慣れな設定でわざとかなーとも思うのですが…
文法的に直すポイントは、
- ミス①:dessert(単数)→ desserts(複数)にすべき
- ミス②:動詞 are の後に前置詞(on/at)が抜けている
文法的に正しい表現としては以下のようになります
- The chocolate dessert is the table over there.
※dessert を単数系のままにするなら - The chocolate desserts are on the table over there.
(チョコレートデザートは向こうのテーブルの上にあります)
※on = テーブルの上に(物理的な接触を強調) - The chocolate desserts are at the table over there.
(チョコレートデザートは向こうのテーブルに[置かれて]あります)
※at = テーブルのところに(場所として指す)
Is it chocolate melted into warm water?
(チョコレートをお湯に溶かしたものですか?)
「Is it〜?」は相手の意図を確認するシンプルで使いやすい質問パターンです
直美はこのフレーズで客の要望を正確に把握し「Hot milk if possible.」という追加情報を引き出しました
接客・ビジネス場面でも非常に役立つ表現です
Hot milk, if possible.
客が追加で伝えた言葉
意味は「できれば温めた牛乳でお願いします」
「If possible」は「もし可能なら/できれば」という意味の英語表現
「できたらでいいんだけど/もしできそうならお願いしたい」というやわらかいニュアンスで、相手に無理な負担をかけないよう、配慮やクッション言葉として依頼や希望を伝える際によく使われます
- A window seat, if possible.
(できれば窓側の席でお願いします) - Earlier, if possible.
(可能ならもう少し早めでお願いします)
Understood. I ask the chef.
直美が客の要望を聞いて返答した言葉
意味は「わかりました。シェフに聞いて参ります」
「Understood」は「承知しました/かしこまりました」という意味で、ビジネスや接客で非常によく使われます
「I ask the chef.」の表現ですが、私の聞き逃しだと思いますが、これから聞きにいくので「will ask(未来形)」が自然ですね
「Understood. I’ll ask the chef.」が自然ですね
- Understood. I’ll check.
(承知しました。確認いたします) - Understood. Please wait a moment.
(かしこまりました。少々お待ちください)
今日出てきたフレーズを使って英語日記を書いてみよう!
実際に自分事として英語を使うことで英語が身についていきます
Today I bought a new English book.
It was so expensive.
But it was not bad.
今日は新しい英語の本を買った
とても高かったです
でも悪くないかな
短い文章でも、ドラマで学んだフレーズを使うと記憶に残りやすくなります
英語学習が続かない最大の理由は「文脈のない単語暗記」
ドラマの場合、登場人物の感情・状況・人間関係という豊かな文脈がついているため、フレーズが記憶に定着しやすいです
特に朝ドラは毎朝15分という短い視聴時間が学習のリズムと相性がよく、「今日はどんな英語が出るか?」という楽しみも継続を後押しします
まぁ毎回英語フレーズが出るわけではないのですが
- 視聴:ドラマを楽しみながら英語フレーズをメモ
- 調べる:当ブログのような解説でフレーズの意味・使い方を理解
- 使う:オンライン英会話で実際にそのフレーズを使って会話する
「実際に使う」が最も重要
いくら解説を読んでも、口から出なければ使える英語にはなりません
オンライン英会話なら自宅にいながらネイティブや経験豊富な講師と会話練習ができますよ
DMM英会話
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朝ドラ『風、薫る』第13話では幅広い表現が登場しました
今回覚えておきたいフレーズはこちら
- So expensive.
「So expensive」の類似表現 That’s steep / Ouch, that’s pricey など - recommend
recommend(動詞)と recommendation(名詞) - bankruptcy
Bankruptcy の発音は「バンクラプシー」ではなく /ˈbæŋk.rʌp.si/ - Not bad.
Not bad は「まあまあ〜なかなか良い」まで幅広いニュアンスを持つ - Excuse me.
- May I have a hot chocolate?
May I have〜? は Can I よりフォーマルな接客・ビジネス向け表現 - If possible.
「もし可能なら/できれば」という意味で依頼や希望を伝えるクッション言葉 - Understood.
意味は「承知しました/かしこまりました」でビジネスや接客でよく使われる
どれも実際の会話で使える表現ばかり
気になったフレーズは個別記事でも詳しく解説していきますので、ぜひあわせてチェックしてみてください

