
朝ドラ『風、薫る』第8話では、捨松が馬車の中でこんな英語をつぶやいていました
I wonder if what I’m doing is really helping this country.
「I wonder if〜」って、なんとなく「~かなぁ」という意味だとわかっていても、いざ使ってみようと思うとすぐ出てこなかったり、どう言えばいいんだろうと戸惑ってしまいませんか
今回はこのセリフを軸に、
- “I wonder if〜” の意味
- ネイティブっぽいニュアンス
- 長文の構造
- リスニングのコツ
- 3行英語日記
- 類似フレーズ
などを勉強していきます
「I wonder if」を日常英会話で使えるようになろう!
捨松が自分の行動の意味を自問自答している場面で使われた英語セリフ、
I wonder if what I’m doing is really helping this country.
の意味は、
- 私がやっていることは、本当にこの国のためになっているのだろうか
直訳すると「私がやっていることが本当にこの国のためになっているかどうか、気になる・疑問に思う」
「I wonder if〜」は、
- 〜かな
- どうなんだろう
- 本当に〜なのかな
という意味
「I wonder if〜」は、学校では「〜かしらと思う」と訳されることが多いですが、「(正解はわからないけれど)〜なのかなぁ、どうなんだろう……」と、自分の心にそっと問いかける(自問自答する)・迷い・ひとりごとのニュアンスです
- はっきり断言しない
- 相手に問いかける
- 独り言をつぶやく
という時に使える英語フレーズです
一見長くて複雑に見えるこの英語セリフですが、実は3つのブロックに分けるとわかりやすいです
- ①主節:I wonder
「~かなぁ」と思う、気になる - ②接続詞:if
「~かどうか」をつなぐ - ③従属節:what I’m doing is really helping this country
「私がやっていることが本当にこの国のためになっているか」
I wonder + [気になること / 疑問に思うこと]
「wonder」は「不思議に思う、~かなと考える」という動詞
でも重要なのは、wonder は疑問を相手にぶつけているわけではないということ
あくまで自分の内側での疑問・つぶやき
I wonder if ~(~かどうかと思う)
I wonder why ~(なぜ~かと思う)
I wonder what ~(何が~かと思う)
「if」以外にも「why / what / how / when / where」などの疑問詞も使えます
後ろに続けるものを変えるだけで表現の幅がぐっと広がります
ここが少し難しいポイントですね
「what I’m doing」は「私がやっていること」という意味の名詞節です
「what」が関係代名詞として使われています
- 今やってること
- 自分の活動
- 自分の生き方
のようなニュアンスも含んでいますね
- 疑問詞:What are you doing?(何をやっているの?)
- 関係代名詞:what I’m doing(私がやっていること)
「I wonder if what I’m doing is~」は後者の関係代名詞
what = the thing(s) that(~すること・~するもの)と覚えておこう!
「I wonder if 〜」は場面によって使い方が3種類あります
誰かに問いかけているわけじゃなく、自分の心の中でつぶやくパターン
一番ナチュラルな使い方
- I wonder if I made the right choice.
(正しい選択をしたのかな…)
→悩んでいるときの独り言 - I wonder if she’s okay.
(彼女は大丈夫かな)
→友人の体調が気になるときのひとりごと
「Could you~?」より一段やわらかく、相手への負担を減らしたいときに使う間接的な依頼表現
ビジネスでも使えます
- I wonder if you could help me with this.
(これ、手伝っていただけないでしょうか)
→直接お願いするより柔らかいトーン - I wonder if it would be possible to reschedule.
(スケジュールを変更することは可能でしょうか)
→ビジネスメールでも使える丁寧表現
- [カジュアル]
Can you help me?
(手伝ってくれる?)
Could you help me?
(手伝ってもらえますか?) - [丁寧]
I wonder if you could help me.
(お手伝いいただけないでしょうか) - [超丁寧]
I was wondering if you could help me.
(もしよろしければ、お手伝いいただけないでしょうか)
→過去形でさらに柔らかくなる
疑問や不安だけじゃなく、純粋な好奇心や期待を表すこともできます
こっちの使い方も覚えておくと表現の幅が広がります
- I wonder if there’s a better way to do this.
(もっと良いやり方があるのかな)
→新しいやり方を探しているときに - I wonder if the new season has started already.
(もう新シーズン始まったのかな)
→ドラマや作品の続きを気にしているとき
- ❌ I wonder if is she okay.
- ⭕️ I wonder if she is okay.
if のあとは普通の文の語順(主語 + 動詞)になります
疑問文の語順(is she)にしてしまいがちなので注意!
- I wonder if she’s coming.
(くるかどうかな)→ 日常会話ではOK - I wonder whether she’s coming.
(くるかどうかな)→ やや丁寧・書き言葉寄り
意味はほぼ同じ
会話では if、フォーマルな文章では whether が自然
- I wonder if ~(独り言・やわらかい質問)
- I’m wondering if ~(今まさに考えている・より直接的な問いかけ)
ほぼ同じ意味ですが、I’m wondering の方が「今このとき考えている」感が強く出ます。
会話の場面ではどちらも使えます
「〜だと思う」は英語で「I think 〜」がすぐに思い浮かびますよね
自分の意見を柔らかく伝えたり、推測を述べたりする際に使いますが、「think」よりも「wonder」の方が、あいまいで迷っているニュアンスが含まれます
- I think this is wrong.
(これは間違ってると思う)
だと、結構ハッキリした言い方
- I wonder if this is wrong.
(これって間違ってるのかな…)
になると、迷いや不安が入ります
「I wonder if〜」は断定しない言い方ですね
- I think ~ : 私は〜だと思う(自分の意見をハッキリ言う)
- I wonder if ~ : 〜なのかなぁ……(確信が持てなくて、1人でモヤモヤ悩んでいる)
I wonder if what I’m doing is really helping this country.
文字で見るとね、読めるし理解もできる
でも長い文章になればなるほど聞き取りが難しくなりますよね
- 「I wonder」の発音
「アイ ワンダー」というより「アイワンダー」とひとかたまりになる
「wonder」は「wʌndər」と最初の母音が「ア」に近い音 - 「if」は弱く・速く流れる
I wonder if what I’m doing
「アイワンダー・イフ・ワライムドゥーイン」
“if” は強調されず「イフ」と軽く、”what I’m” はつながって「ワライム」に聞こえる - 感情でリズムが変わる
「I WONder if what I’m DOing is REALly HELPing this COUNtry.」
感情がこもっているほど、強調される語がさらに強くなる
機能語(if / I’m / is)は弱く読まれる傾向があり、早口に聞こえます
一方で “wonder” “doing” “really” “helping” など意味を持つ内容語が強調されます
- 字幕なしで1回観る
「どんな感情でつぶやいているか」を音とシーンで感じ取る。全部わからなくてOK! - 字幕ありで確認する
聞き取れなかった箇所を字幕で確認し、音とテキストを一致させる
※英語字幕がない時は当ブログなどの英語セリフ書き起こし記事を参考に - シャドーイングする
感情ごと真似る。感情が乗るとフレーズが体に入りやすい
シャドーイングのコツは感情も含めてコピー!
ドラマでしかできないトレーニングなので是非活用しよう
- I wonder if she’s okay.
(彼女大丈夫かな) - I wonder if I made the right choice.
(正しい選択だったのかな) - I wonder if it’ll rain tomorrow.
(明日雨かな)
「~かな・~だろうか」を表す表現はほかにもあります
ニュアンスの違いを比べてみましょう
| フレーズ | ニュアンス | 場面 |
|---|---|---|
| I wonder if ~ | ~かな・~だろうか(やわらか) | 独り言・丁寧な質問 |
| I guess〜 | たぶん〜かな(推測) | 軽めの推測 |
| Do you think ~? | ~だと思う?(直接的な質問) | 相手に意見を聞くとき |
| I’m not sure if ~ | ~かどうかわからない(迷い) | 自信がないとき |
| Maybe ~ | たぶん~/もしかしたら〜(推測) | 気軽な推測・独り言 |
| I doubt if ~ | ~かどうか怪しい | 懐疑的なとき |
覚えた英語フレーズは使ってナンボ!
今日起きた出来事に当てはめて、I wonder if を使った3行日記を書いてみよう
I wonder if I’m making progress in my English studies.
Sometimes it feels like I’m moving so slowly.
But I believe that consistency is the key.
私の英語の勉強、本当に上達しているのかなぁ……
ときどき、進歩がものすごくゆっくりに感じられて不安になる
でも、続けることこそが一番大切だと信じて明日もがんばろう!
- make progress:前進する、進歩する、改善される
- Consistency is the key”:継続すること(一貫性)が成功の鍵である、継続は力なり
- 今日あったこと
- I wonder if ~を1文使う
- 感想や気づきを1文書く
この3行でOK!
今回の英語フレーズは、
I wonder if what I’m doing is really helping this country.
意味は、
- 「本当にこれでいいのかな」
- 「私は役に立てているのかな」
という、悩みや迷いを表す英語でした
「I wonder if〜」は定番の使う独り言英語です
会話でも、英語日記でも、かなり使いやすい表現なのでぜひそのまま覚えて使ってみてください
今日覚えることは、
- “I wonder if ~” = 「~かな・~だろうか」独り言・やわらかい質問に使える万能フレーズ
- if のあとは普通の文の語順(疑問文の語順にしない)
- if / whether / why / what など後ろを変えるだけで応用の幅が広がる
- “I was wondering if ~” にするとさらに丁寧なビジネス表現になる
- I guess〜/I’m not sure if ~ など “I wonder if ~” の類似表現
英語は頑張って覚えても、実際に口に出さないとなかなか身につきません
- 感情が英語で出てこない
- とっさに言葉が出ない
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