
朝ドラ『風、薫る』第12話に登場した英語フレーズをピックアップ!
今回は直美が辞書を引きながら学んでいた表現、“Might you be able to ~” を徹底解説します
朝ドラ『風、薫る』第12話では直美が1人、英語の辞書を引きながら
この場合 “might you be able to” の方がより丁寧である
と勉強しているシーンがありました
英語を勉強していると、
- Could you…?
- Would you…?
はよく目にしますが、Might you be able to…? はあまり見かけない表現ではないでしょうか
英語には敬語がないとよく言われますが、丁寧な表現方法がないわけではないんですよね
この記事では、
- Might you be able to…? の意味や使い方
- Could you…? や Would you…? との違い
- 実際に使われる場面
- 英語日記で使える例文
など、英語学習者の目線でわかりやすく解説します
- Might you be able to ~? は、Could you ~? や Would you ~? よりもずっと「謙虚で丁寧なお願い」のフレーズ!
- 直訳すると「ひょっとして〜していただくことは可能でしょうか…?」となり、相手に断る隙(逃げ道)を残してあげる配慮が詰まった表現
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朝ドラ『風、薫る』第12話で、捨松様に会い、なんとか鹿鳴館に潜り込むことができた直美
どんな手を使っても生きていくと決めた直美は、夜、長屋で一人、辞書を片手に英語の勉強をしているシーンで登場したセリフが
この場合 “might you be able to” の方がより丁寧である
- Could you…?
- Would you…?
ではなく「might you be able to」
英語の授業で習って記憶がないのだけど、私が忘れているだけかな……
「might you be able to」はとても丁寧な表現なんです
Might you be able to…?
は、直訳すると「〜することができるかもしれませんか?」。
日本語では
- 「〜していただくことはできますでしょうか」
- 「〜していただけますでしょうか」
- 「もし可能でしたら、〜していただけますか」
という、非常に丁寧なお願いの表現です
単に「できますか?」ではなく、
- 「ご都合がよろしければ」
- 「可能であれば」
という遠慮や配慮の気持ちが含まれています
Might you be able to…?
この表現は長く見えますが、4つに分けると理解しやすくなります
- Might = もし差し支えなければ・可能であれば(丁寧な推量・可能性)
- you
- be able to = ~することができる
- 動詞の原形
Might + you be able to + の原形
という構造ですね
“might” は “may” の過去形ですが、ここでは丁寧さを出すための助動詞として使われています
可能性(〜かもしれない)ではなく、遠慮がちにお願いするニュアンスです
例えば、
- Might you be able to help me?
は、「お手伝いいただけますでしょうか」という意味になります
直訳すると、「あなたは、もしかすると手伝うことができますでしょうか」ですが、
日本語では「もし可能でしたら、お手伝いいただけますでしょうか」というニュアンスになります
「〜してもらえますか?」というお願いをするときによく使う3つの表現を丁寧さ順に並べるとこうなります
| 表現 | 丁寧さ | ニュアンス・場面 |
|---|---|---|
| Can you ~? | 普通 | 友達・家族・日常会話 |
| Could you ~? | 丁寧 | ビジネス・初対面・一般的な依頼 (能力や可能かを聞く) |
| Would you ~? | より丁寧 | より丁寧で相手の意思を尊重する (意思や気持ちを聞く) |
| Would you be able to ~? | より丁寧 | フォーマルな場面・丁寧なお願い |
| Might you be able to ~? | 非常に丁寧 | とても丁寧 「可能でしたら」という配慮がある 格式高い場面・書面・目上の方への依頼 |
日本語でいえば、
- Can you ~? → 「〜してくれる?」
- Could you ~? → 「〜していただけますか?」
- Would you ~? → 「〜していただけますか?」
- Would you be able to ~? → 「〜していただくことはできますか?」
- Might you be able to ~? → 「〜していただくことはできますでしょうか」
最上級の丁寧さが “Might you be able to ~?” となります
「Would you ~?」と「Could you ~?」は、どちらも「~してくれますか?」と頼むときの丁寧な表現ですが、couldを使うのは「できるかどうか」を尋ねる場合で、 wouldを使うのは「するつもりがあるかどうか」を尋ねるというニュアンスの違いはあります
- Could you open the window?
(窓を開けてもらえますか?) - Would you open the window?
(窓を開けていただけますか?) - Might you be able to open the window?
(もし可能でしたら、窓を開けていただけますでしょうか?)
英語の助動詞には、過去形にすることで丁寧さが増すという特徴があります
- can → could(より丁寧)
- will → would(より丁寧)
- may → might(より丁寧)
過去形にすることで、「現実から一歩引いた」遠慮がちなニュアンスが生まれ、 直接的に「できますか?」と聞くより、「もしかしたらできますか…?」とワンクッション置く感じです
“might” は「ひょっとすると〜かもしれない」という非常に弱い可能性を表す助動詞で、これに「可能である」を意味する be able to を掛け合わせることで、「あなたのお手を煩わせるのは大変恐縮なのですが、万が一にもそれが可能だったりしますか…?」という、究極に遠慮がちなニュアンスになるんですね
“Might you be able to ~?” は、その「遠慮がち」なニュアンスを最大限に活かした表現で、相手にプレッシャーを与えず、断りやすい余地を残しながらお願いするとても気遣いのある表現です
ただ、ですね
Might you be able to…? は文法的に正しい英語ですが、日常会話ではそれほど頻繁に使われる表現ではない、かな
どちらかというと実際の会話では、
- Could you…?
(〜していただけますか?) - Would you mind…?
(〜していただけますか?、〜してもいいですか?) - Would it be possible to…?
(〜していただくことは可能でしょうか?、〜してもらうことはできますか?)
などの方がよく使われます
Might you be able to…? は、非常に丁寧な依頼を表す例として、格式のある場面や、相手に最大限の配慮を示したい場面で使われます
朝ドラ『風、薫る』では、明治時代という時代背景を考えると、今よりもより丁寧で礼儀正しい英語表現が使われていたのかもしれませんね
普段の友達同士や同僚との会話で使うと「固すぎる!」くらいフォーマルな表現ですが、「目上の人にめちゃくちゃ無理なお願いをするとき」には使えます
- Might you be able to help me with this?
(もし可能でしたら、これを手伝っていただけますでしょうか) - Might you be able to meet tomorrow afternoon?
(もしご都合がよろしければ、明日の午後にお会いできますでしょうか) - Might you be able to send me the document?
(可能でしたら、その資料を送っていただけますでしょうか) - Might you be able to review this document by Friday?
(金曜日までにこちらの書類をご確認いただくことはできますでしょうか) - Might you be able to join us for a meeting next week?
(来週のミーティングにご参加いただくことは可能でしょうか) - Might you be able to recommend a good restaurant near here?
(近くのおすすめのレストランを教えていただくことはできますでしょうか) - Might you be able to spare a few minutes for a quick call?
(少しお時間をいただいてお電話することはできますでしょうか) - Might you be able to find a table for two, even if we wait?
(待ちますので、ひょっとして2人分の席をご用意いただくことなんて可能だったりしますでしょうか)
丁寧な依頼・お願いの表現をまとめました
- Would it be possible for you to ~?
「〜していただくことは可能でしょうか」 - I was wondering if you might be able to ~.
「〜していただけないかと思いまして」 - Would you be so kind as to ~?
「どうか〜していただけますでしょうか」 - If it’s not too much trouble, could you ~?
「もしご迷惑でなければ〜していただけますか」
- Could you possibly ~?
「もしよろしければ〜していただけますか」 - Would you mind ~ing?
「〜していただいてもよろしいでしょうか」 - I’d appreciate it if you could ~.
「〜していただければ幸いです」 - If possible, could you 〜?
「もし可能でしたら〜していただけますか?」
- Could you ~?
「〜してもらえますか?」 - Can you ~?
「〜してくれる?」 - Do you think you could ~?
「〜できそう?」
Might you be able to…?
この表現は少し長いので、一語ずつではなく、まとまりで覚えるのがおすすめです
- “Might you” はつながって「マイチュ」に聞こえる
“Might you” は会話では 「マイチュ」 のようにつながって発音されます
「マイト・ユー」と分けて聞こうとすると聞き取りにくいので、ひとかたまりで覚えよう - “be able to” は「ビエイブルトゥ」→「ビエイブルタ」に近い
“be able to” は会話では 「ビエイブルタ」のように短縮されて聞こえます
“might you be able to” 全体で「マイチュビエイブルタ」のようにつながります - 日常会話ではあまり使われない表現
“Might you be able to ~?” は非常にフォーマルな表現のため、 日常会話では “Could you ~?” や “Would you be able to ~?” の方がよく使われます
リスニングで耳にする機会は少ないですが、ビジネスの書面やフォーマルなスピーチでは登場します
今日学んだ表現を使って、英語日記を書いてみよう!
I ordered an iced cafe au lait at a cafe today.
I asked the barista politely, “Might you be able to make it without ice?”
She was very polite and customized my drink with a warm smile.
I was so happy with her excellent service.
今日、カフェでアイスカフェオレを注文しました
バリスタに「氷無しで作っていただけますでしょうか?」と丁寧に尋ねました
彼女はとても丁寧に対応し、温かい笑顔でドリンクをカスタムしてくれました
素晴らしい接客にとても嬉しくなりました
- iced cafe au lait: アイスカフェオレ
- customized my drink: ドリンクを(要望通りに)カスタムしてくれた
- with a warm smile: 温かい笑顔で
- excellent service: 素晴らしい接客
まぁカフェでここまで丁寧にお願いすることはそうないかもしれませんが、自分の体験と合わせて英語日記を書いていくとより覚えやすくなりますよ
実際にカフェでお願いするときは、
- Could you possibly make it without ice?
- Would you mind making it without ice?
あたりを使うかな
- Could you…?
(〜してもらえますか) - Would you…?
(〜していただけますか) - Would you mind…?
(〜していただけますか) - Would it be possible to…?
(〜していただくことは可能でしょうか) - I’d appreciate it if you could…
(〜していただけると幸いです)
※メールやビジネスシーンで役立つ定番表現
3行日記に慣れてきたら、こちらのフレーズも日記に組み込んでみよう
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 〜より丁寧な表現 | a more polite expression than ~ |
| 丁寧さの段階 | levels of politeness |
| 辞書を引く | look up in a dictionary |
| より洗練された言い方 | a more sophisticated way to say ~ |
| 相手に配慮する | be considerate of others |
| ワンランク上の表現 | a more advanced expression |
| 断りやすい余地を残す | leave room for the other person to decline |
このシーンで印象的だったのは、直美が単に英語を「話せる」だけでなく、より丁寧な表現を辞書で調べて学ぼうとしていたこと
それも独学で
英語の「お願い」表現は Could you…? だけでも覚えておけば会話は成り立ちます
でも直美は辞書をひいて「より丁寧な表現がある」と学び続けた
語学を学ぶのは結局積み重ねなんですよね
もちろん、日常会話で Might you be able to…? を使う機会はそうそうないです
でも「こんな丁寧な表現もある」と知っておくことで、英語の幅が広がりますし、映画やドラマ、書き言葉に出てきたときにも理解しやすくなります
結局語学の習得に近道はないし、学び続けるしかないですね
今回のように、「丁寧な英語表現を増やしたい」という方には、体系的な学習とアウトプットの両方が効果的
スタディサプリENGLISHなら、ビジネス英語・丁寧表現を場面ごとに学べます
“Could you ~?” から一歩進んだ表現を、自然な文脈の中で身につけられますよ
オンライン英会話なら、今日学んだ丁寧な依頼表現を実際の会話で試すことができます
「Could you と Might you be able to、どちらが自然ですか?」と講師に聞いてみるだけでも、生きた学習になります
今回の Might you be able to…? は、直美が1人英語を勉強する中で出てきた印象的なフレーズです
捨松様との英語での会話シーンなどもう一度見返したい方や見逃してしまった方は、「U-NEXT」や「Amazonプライムビデオ(NHKオンデマンド)」の配信状況をチェックしてみるのがおすすめです
朝ドラ『風、薫る』第12話で登場した
Might you be able to…?
は、
「もし可能でしたら、〜していただけますでしょうか」
という意味の、とても丁寧な依頼表現です
日常会話では Could you…? や Would you…? の方が使われる場面が多いものの、英語には依頼の丁寧さを表現するさまざまな言い方があります
朝ドラ『風、薫る』の英語学習シーンをきっかけに、こうした表現の違いにもぜひ注目してみてください
- “Might you be able to ~?” = 依頼表現の中で最も丁寧なレベル
- 助動詞を過去形にすることで(can→could、may→might)丁寧さが増す
- 日常会話よりビジネス書面・フォーマルな場面での使用が中心
- “Could you ~?” で十分な場面がほとんどだが、一段上を知っていることが大切
- 直美のように「より丁寧な表現を調べる」姿勢が英語力を伸ばす
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