
朝ドラ『風、薫る』第12話に登場した英語フレーズをピックアップ!
今回は直美が捨松に言った “I heard you’re more comfortable speaking English, Oyama-sama.” を徹底解説します
第12話では、馬車の前で倒れたフリをした直美が大山捨松様に英語で話かけ、捨松様が「You speak English?(英語が話せるのですか?)」と驚いた後に、こう返しました
I heard you’re more comfortable speaking English, Oyama-sama.
「大山様は英語の方がお話ししやすいと(伺いました)」
字幕では「英語の方が話しやすいと」と自然に訳されていましたが、「えっ、『話しやすい』は「〜しやすい」の「easy」ではなく「comfortable」なの?」と気になりませんでした?
また「I heard」は「~と聞きました」だけではなく、相手への配慮を表したり、自分がその情報をどこかで聞いたことを伝えたりするときによく使われる便利な表現で、相手への気遣いが感じられる、とても自然で丁寧な英語です
この記事では、
- I heard you’re more comfortable speaking English. の意味や文法
- I heard の使い方
- comfortable のニュアンス
- 英会話や英語日記で使える例文
など、英語学習者の目線でわかりやすく解説します
- 英語で「〜しやすい」と言うとき、難易度の「easy」ではなく、「心理的・体感的にラク・快適」という意味の comfortable を使う
- 文頭に I heard ~(〜とお聞きしました) をつけることで、相手の情報を事前に調べて配慮しているという、大人なクッション表現になる
目次 表示
- このフレーズが登場したシーン;I heard you’re more comfortable speaking English, Oyama-sama.
- I heard you’re more comfortable speaking English. の意味は?
- 文法をわかりやすく解説;I heard you’re more comfortable speaking English.
- comfortable with と comfortable ~ing の違いは?
- なぜ easy ではなく comfortable を使うの?
- “I was told ~” や “I understand ~” との違いは?
- 英会話で使える例文
- 類似フレーズ
- リスニングポイント;I heard you’re more comfortable speaking English.
- 3行英語日記で使ってみよう
- 英語日記に使える応用フレーズ
- 「事前リサーチ」が伝わる英語の使い方
- まとめ
捨松の馬車の前で倒れたフリをした直美
「英語が話せるのですか?」と驚く捨松に、直美はこう続けます
My father is an interpreter. I heard you’re more comfortable speaking English, Oyama-sama. I hope you don’t mind.
(父が通詞でして。大山様は英語の方が話しやすいとお聞きして。失礼でなければよいのですが)
このシーン、直美が捨松についてしっかり事前リサーチをしていたことがわかりますね
「英語の方が楽だと聞いていたから、英語で話しかけた」——その気遣いと計算高さが同時に見えて、直美というキャラについてもわかりやすかったシーンでした
I heard you’re more comfortable speaking English.
直訳すると「あなたは英語を話す方が気楽だと聞きました」
日本語では
- 「英語の方が話しやすいと伺いました」
- 「英語で話す方がお楽だと聞いています」
というニュアンスです
ドラマでは、直美が突然英語で話しかけた理由を説明する場面で使われました
単に「英語を話しますね」と言うのではなく、「英語の方が話しやすいと聞いていたので、英語でお話ししています」という相手への配慮が込められています
I heard you’re more comfortable speaking English.
この文は、大きく3つの部分に分けて考えると理解しやすくなります
- I heard (that)
- you’re more comfortable
- speaking English
「I heard ~」は
- 「〜だと聞きました」
- 「~と伺いました」
という意味の定番フレーズです
「that」は省略されることがほとんどで、会話では「I heard ~」とそのまま続けます
誰かから聞いた情報を伝えるときによく使われます
- I heard (that) you’re moving to Tokyo.
(東京に引っ越すと聞きましたよ) - I heard (that) the restaurant is very popular.
(そのレストランは人気だと聞きました) - I heard (that) the meeting was postponed.
(会議が延期になったと聞きました) - I heard (that) you used to live abroad.
(以前、海外に住んでいたと聞きました)
「誰かから聞いた情報」を伝えるときに使う表現で、直接確認するより柔らかく、押しつけがましくないニュアンスが出ます
「comfortable」は、
- 「快適な」
- 「気楽な」
という意味ですが、人について使うと
- 「居心地がいい」
- 「気楽に感じる」
というニュアンスになります
「be comfortable doing」という形では、
- 「〜するのが苦にならない・抵抗がない」
- 「~するのを気楽に感じる・慣れている」
- 「~しても安心で落ち着いている」
という意味になります
「more comfortable」は比較級なので、
- 「より話しやすい」
- 「より気楽に感じる」
という意味になりますね
- I’m comfortable speaking in front of people.
(人前で話すのは慣れています) - Are you comfortable using chopsticks?
(お箸は使い慣れていますか?) - She’s more comfortable writing than speaking.
(彼女は話すより書く方が得意です)
直美のセリフでは「more comfortable speaking English(英語を話す方がより気楽)」と比較の「more」が加わり、「日本語より英語の方が話しやすい」というニュアンスを丁寧に表現しています
「comfortable」のあとには、「speaking English」のように 動名詞(~ing) が続くことがよくあります
- comfortable speaking English
(英語を話すことに慣れている・話しやすい) - comfortable driving
(運転することに慣れている) - comfortable using a computer
(パソコンを使うことに慣れている)
この形は日常会話でもよく使われるので、一緒に覚えておくと便利です
「comfortable」の使い方には2つのパターンがあります
どちらも「〜に慣れている・気楽」という意味ですが、後ろに続く形が違います
“with” の後ろには名詞が来ます
「〜という状況・もの・人に対して慣れている」というニュアンスです
- I’m comfortable with English.
(英語には慣れています) - Are you comfortable with this schedule?
(このスケジュールで大丈夫ですか?) - She’s comfortable with public attention.
(彼女は注目を浴びることに慣れています) - I’m comfortable with the new system.
(新しいシステムには慣れました)
動詞の “-ing” 形(動名詞)が直接続きます
「〜するという行為に慣れている・苦にならない」というニュアンスで、より具体的な動作を表します
- I’m comfortable speaking English.
(英語を話すのは慣れています) - Are you comfortable presenting in front of a large audience?
(大勢の前でプレゼンするのは大丈夫ですか?) - She’s comfortable working under pressure.
(プレッシャーの中で働くのは苦にならない) - I’m comfortable taking on this responsibility.
(この責任を引き受けるのは問題ありません)
| パターン | 後ろに続くもの | フォーカス |
|---|---|---|
| comfortable with ~ | 名詞・名詞句 | 状況・もの全般への慣れ |
| comfortable ~ing | 動名詞(動詞のing形) | 特定の行為・動作への慣れ |
直美のセリフ「comfortable speaking English」は動名詞パターン
「英語を話す」という具体的な行為に対して慣れているというニュアンスを出しています
「comfortable with English」と言っても意味は通じますが、「英語を話す」という動作にフォーカスするなら 「comfortable speaking English」の方がより自然
「話しやすい」と聞いて「easy」を思い浮かべた方も多いのでは?
実は、「easy」と「comfortable」では伝わるニュアンスが少し違います
「easy to speak English」と言うと、
- 「英語を話すこと自体が簡単・たやすい」
という意味になります
つまり「英語は難しくない」という能力・難易度の話になってしまうんです
easy は、物事の難しさを表す言葉になります
- English is easy.
(英語は(難しくなくて)簡単です) - This job is easy.
(この仕事は(難しくなくて)簡単です)
のように、「難しくない」という意味になります
「I’m easy speaking English.」は不自然な表現になってしまいます
一方、comfortable は「安心してできる」「気楽に感じる」という気持ちを表します
「comfortable speaking English」は、
- 「英語で話すと気楽・リラックスできる」
という心理的な安心感・慣れ親しみを表します
- I’m comfortable speaking English.
(英語を話すことに慣れています/気楽です) - She’s comfortable talking to strangers.
(彼女は初対面の人とも気楽に話せます)
このように、能力よりも心理的な心地よさに重点があります
- easy: (難易度が)簡単である、易しい
- comfortable: (気分や体感が)快適である、気楽である、しっくりくる
幼い頃から海外で生活してきた捨松にとっては、日本語が「難しい」というより、英語の方が自然で心地よく話せるという状況だったのでしょう
だからこそ、「I heard you’re more comfortable speaking English.」という表現が使われたのではないでしょうか
相手の気持ちを尊重しながら話しかける、とても自然で丁寧な英語表現ですね
つい日本語を直訳して「It’s easy for you to speak English」などと言ってしまいそうになりますが、これでは「あなたにとっては(語学の難易度として)英語を話すなんて簡単でしょ?」というニュアンスに聞こえてしまうので要注意です
「I heard (that) ~」以外にも、「〜と聞いた」「〜と伺っている」という表現はいくつかあります
場面に応じて使い分けましょう
| 表現 | ニュアンス | 場面 |
|---|---|---|
| I heard (that) ~ | 「〜だと聞きました」自然でカジュアル | 日常会話・軽いビジネス場面 |
| I was told (that) ~ | 「〜と言われました」受け身で丁寧 | ビジネス・フォーマルな場面 |
| I understand (that) ~ | 「〜とお見受けします・〜と理解しています」 | 丁寧なビジネス・書面 |
| I’ve been informed (that) ~ | 「〜とご連絡をいただきました」 | フォーマルな書面・報告 |
| Word has it that ~ | 「〜という話です」うわさ・伝聞 | カジュアルな会話 |
- I heard you’re more comfortable speaking Japanese.
(日本語の方が話しやすいと伺いました) - Are you comfortable speaking in front of everyone?
(みんなの前で話すことに抵抗はありませんか) - I’m getting more comfortable using this software.
(このソフトを使うことにだんだん慣れてきました) - I heard you’re starting a new job next month.
(来月から新しい仕事を始めると聞きましたよ) - I heard you’re in charge of the marketing team now.
(マーケティングチームを担当されていると伺いました)
- I’ve heard that ~
「〜だとよく聞いています」(現在完了で継続的な情報) - I was told that ~
「〜と伺いました」(誰かに直接言われたニュアンス) - Apparently, ~
「どうやら〜らしいですね」(伝聞・推測) - I gather that ~
「〜とお見受けします」(状況から察するニュアンス)
- I heard you’re good at ~
「〜が得意だと聞きました」 - I heard you’re used to ~
「〜に慣れていると聞きました」 - I heard you have experience in ~
「〜のご経験があると伺いました」
- I heard you prefer ~, so I ~.
「〜がお好みと聞いていたので、〜しました」 - I heard ~, so please let me know if you need anything.
「〜とお聞きしたので、何かあればお知らせください」
I heard you’re more comfortable speaking English.
- “I heard” はつながって「アイハード」→「アハード」に近く聞こえる
会話では “I” が弱くなり、”I heard” は 「アハード」 のようにつながって聞こえます
“I hurt”(傷つけた)と音が似ているので、文脈で判断しましょう - “you’re” は「ユア」と短く発音される
“you’re” は会話では 「ユア」 と短く弱く発音されます - “heard you’re” もリンキング
“heard you’re” は「ハード・ユア」ではなく「ハージャ」のようにつながって聞こえることも
“I heard you’re ~” 全体で「アハージャ〜」のようにつながります - “comfortable” のアクセントと省略に注意
“comfortable” は “COMF-ta-ble”(カンフタブル) と3音節で発音されることが多く最初は聞き取りにくいかも
「コン・フォー・タ・ブル」と4音節で丁寧に読む人もいますが、会話では短縮されます - “more comfortable speaking” のかたまりを意識
“more comfortable speaking English” は 「モアカンフタブルスピーキング」 とひとかたまりで
最初はゆっくり分解して練習し、慣れたらひとかたまりで言えるようにしましょう
英語は単語ごとではなく、フレーズ全体で聞くことを意識すると理解しやすくなります
あとはひたすら練習!ですねぇ
今日学んだ表現を使って、英語日記を書いてみよう!
I’m more comfortable practicing the piano in a quiet room.
My cat doesn’t come near me when I’m struggling to play well.
However, once I start playing well and enjoying it, she comes and sits by my side.
She might be my best critic.
私は静かな部屋でピアノを練習する方が落ち着きます
うまく弾けなくて苦戦している時は、猫は近くに寄ってこない
だけど、うまく弾けて楽しくなってくると、そばにやってきて座ります
彼女は私の最高の批評家かもしれない
- struggle to play well: うまく弾けなくて苦戦する
- by the piano / by my side: ピアノのそばに / 私のそばに
- I heard that…
(~だと聞きました) - I’ve heard…
(~だと聞いたことがあります) - I’m comfortable with…
(〜には慣れています) - I’m comfortable doing….
(〜するのが得意・慣れている) - I’m getting more comfortable…
(だんだん慣れてきました) - Which language are you more comfortable speaking?
(どの言語が一番話しやすいですか)
3行日記に慣れてきたら、こちらのフレーズも日記に組み込んでみよう
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 〜より〜の方が得意 | be more comfortable doing ~ than ~ |
| 誰かから聞いた情報を伝える | share information I learned from someone |
| 相手への気遣いを示す | show consideration for someone |
| 〜と伺っていたので | since I heard that ~ |
| 〜の方がお好みですか? | Are you more comfortable with ~? |
今回のフレーズで印象的なのは、直美が “I heard ~” を使って「あなたのことを事前に調べてきました」という誠意を、さりげなく伝えている点
ビジネスの場でも同じことが言えて、 初対面の相手に
I heard you’re working on ~(〜に取り組んでいると聞きました)
と一言添えるだけで、「あなたのことをちゃんと調べてきた」という印象を与えられます
英語に限らないけど、単語や文法だけじゃなくどのフレーズをどこで使うかが大事
直美のセリフはその「使いどころ」が絶妙でした
「I heard ~」や 「be comfortable doing ~」のような表現は、実際の会話の中で使ってみることで自分の言葉になります
スタディサプリENGLISHなら、ビジネスや日常会話のフレーズをストーリー形式で体系的に学べます
“I heard ~” のような伝聞表現も、自然な流れの中で身につけられます
オンライン英会話なら、今日学んだ “I heard you’re more comfortable speaking English.” をそのまま講師との会話で使う練習ができます
「相手への気遣い」が伝わる表現は、実際の会話の中でこそ磨かれます
朝ドラ『風、薫る』第12話に登場した
I heard you’re more comfortable speaking English.
は、
「英語の方が話しやすいと伺いました」
という意味の、相手への気遣いが感じられる丁寧な英語表現です
英語を勉強していると、「英語は話せますか?」という表現はよく学びます
でも実際の会話では、
「どちらの言語の方が話しやすいですか?」
など相手に配慮して聞くことなどもあるでしょう
今回のセリフは、まさにそんな気遣いが感じられる表現でした
- “I heard (that) ~” =「〜だと聞きました」自然でバランスの良い伝聞表現
- “be comfortable doing ~” =「〜するのが苦にならない・慣れている」
- “more comfortable ~” で「〜の方がより気楽」という比較のニュアンスが出る
- “I was told ~” や “I understand ~” との使い分けも意識しよう
- 初対面の相手に “I heard ~” と添えるだけで「気遣いのある人」という印象になる
I heard や comfortable speaking ~ は日常会話でもよく使われる表現です
シンプルな構造なのに、使いこなすととても洗練された印象を与えられる表現です。
ぜひビジネスや日常会話で積極的に使ってみてください!
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今回の I heard you’re more comfortable speaking English. は、直美が大山捨松への敬意と思いやりを込めて話しかける印象的なシーンで登場しました
文字だけでは伝わりにくい優しい口調や自然な発音は、映像で見るとより理解しやすくなります
「もう一度あのシーンを見返したい」「英語の発音を聞き直したい」という方は、U-NEXTやAmazonプライムビデオ(NHKオンデマンド)の配信状況をチェックしてみるのがおすすめです
