
朝ドラ『風、薫る』第12話に登場した英語フレーズをピックアップ!
今回は直美が捨松に言った “My father is an interpreter.” を徹底解説します
朝ドラ『風、薫る』第12話では、直美が大山捨松に英語で自己紹介をするシーンが描かれました
英語で話しかけた理由を説明する中で、直美はこう説明しました
My father is an interpreter.
(父が通詞でして)
シンプルな英文ですが、自己紹介や家族を紹介するときにもそのまま使える便利なフレーズです
ドラマの時代設定(明治)では「通詞(つうじ)」と訳されていましたが、要するに現代でいう「通訳者」のことですね
私たち英語学習者が「翻訳・通訳」と言おうとすると、真っ先に “translator” という単語が思い浮かびがちですが、直美はきっちり “interpreter” を使っていました
この記事では、
- My father is an interpreter. の意味や文法
- interpreter と translator の違い
- 英会話での使い方
- 英語日記で使える例文
など、わかりやすく解説します
- interpreter は話し言葉をその場で訳す「通訳者」、translator は書き言葉(文章)を訳す「翻訳者」で明確に区別される!
- 名詞の前に「an」をつける基本ルールや、自分のバックグラウンドを伝えるときのシンプルな表現パターン
目次 表示
捨松の馬車の前で倒れたフリをした直美
心配した捨松様に流暢な英語で話した直美に、「You speak English?(英語が話せるのですか?)」と驚く捨松に、直美はこう続けました
My father is an interpreter. I heard you’re more comfortable speaking English, Oyama-sama. I hope you don’t mind.
(父が通詞でして。大山様は英語の方が話しやすいとお聞きして。失礼でなければよいのですが)
“父が通詞(通訳)だから英語が話せる”
直美が英語を話せる理由を、この一言でさらりと説明するシーンでした
(という設定にしていたわけですが)
ところで、「通訳」を英語で言うとき、“interpreter” と “translator” のどちらを使えばいいか、パッと答えられますか?
日本語では「通訳・翻訳」とまとめて言うことが多いですが、英語ではこの2つはまったく別の職業として区別されています
My father is an interpreter.
直訳すると「私の父は通訳者です」
日本語では 「父が通詞でして」 と訳されていました
ドラマでは、直美が「父が通詞だから、自分も英語に親しんできた(という設定)」という背景を伝えるために使われました
「通詞(つうじ)」は江戸〜明治時代に使われた言葉で、外国語の通訳・翻訳を担う役職のことです。
現代語でいえば「通訳者」——まさに “interpreter” がぴったりの訳語です
このフレーズ自体はシンプルですが、“interpreter”(通訳者)と “translator”(翻訳者)の違いを知っておくことが、この記事の一番のポイントです!
My father is an interpreter.
この文はとてもシンプルですね
- (S) My father=私の父
- (V) is=~です
- (C) an interpreter=通訳
つまり「私の父は通訳です」
という意味になります
自己紹介では、
- My mother is a teacher.
(母は教師です) - My brother is a doctor.
(兄は医師です)
のように、
My + 家族 + is + 職業
の形がよく使われます
日本語では「通訳」「翻訳」と言い分けますが、英語でもこの2つはしっかり区別されています
“interpret” は「解釈する・口頭で通訳する」という意味の動詞
“interpreter” はその場でリアルタイムに口頭で通訳する人のことです
- 会議・商談での同時通訳
- 観光案内での通訳
- 外交の場での通訳
- テレビの同時通訳
- ドラマのように、人と人の会話をその場で訳す役割
相手の話をその場で別の言語に通訳する人のことです
“translate” は「翻訳する・書き言葉を訳す」という意味の動詞
“translator” は文書・テキストを別の言語に翻訳する人のことです
- 書籍・小説の翻訳
- 契約書・法律文書の翻訳
- 映画の字幕・吹き替え翻訳
- ウェブサイト・マニュアルの翻訳
文章を別の言語へ訳す人を指します
つまり、
- interpreter=通訳(話す言葉);話し言葉を通訳する人
- translator=翻訳(書く言葉);書かれた文章を翻訳する人
という違いがあります
- interpret(インタープリット)→ 「インタラクション(会話・やりとり)」のイメージ → 口頭
- translate(トランスレート)→ 「トランスファー(移す・変換する)」のイメージ → テキスト
My father is an interpreter.
My + 家族 + is + 職業 は、職業を紹介する定番の構文で、家族の職業をシンプルに伝えられます
- My mother is a nurse.
(母は看護師です) - My brother is an engineer.
(兄はエンジニアです) - My sister is a teacher.
(姉は教師です) - My father is a translator.
(父は翻訳者です)
“a” と “an” の使い分けも忘れずに。
母音(a, i, u, e, o)で始まる単語の前は “an” を使います
- a nurse / a doctor / a teacher(子音始まり → a)
- an interpreter / an engineer / an accountant(母音始まり → an)
「通訳」が “interpreter” なら、他の語学関連の職業は英語でどう言うのでしょう?
せっかくなので一緒に覚えてしまおう!
| 職業 | 英語 | 補足 |
|---|---|---|
| 通訳者 | interpreter | 口頭・リアルタイム |
| 翻訳者 | translator | 文書・テキスト |
| 同時通訳者 | simultaneous interpreter | 話しながら同時に訳す |
| 逐次通訳者 | consecutive interpreter | 話し手が区切るたびに訳す |
| 字幕翻訳者 | subtitle translator | 映画・ドラマの字幕 |
| 英語教師 | English teacher | 学校・スクールで教える |
| 語学コーチ | language coach | 個別指導・発音矯正など |
| 言語学者 | linguist | 言語を学術的に研究する |
| ローカライザー | localizer | 文化的文脈も含めて現地化する |
- My mother is a nurse, and my father is an interpreter.
(母は看護師で、父は通訳です) - I’d like to become an interpreter someday.
(将来は通訳になりたいです) - My father is an engineer, so he helped me fix my computer.
(父はエンジニアなので、パソコンの修理を手伝ってくれた) - I want to speak English as fluently as an interpreter.
(通訳者くらい流暢に英語を話せるようになりたい)
A:Your English is so natural! Did you study abroad?
(英語がとても自然ですね!留学されましたか?)
B:Not exactly, but my father is an interpreter, so I grew up hearing English at home.
(留学はしていないのですが、父が通訳者なので、家で英語を聞いて育ちました)
A:What do you do for a living?
(お仕事は何をされているんですか?)
B:I’m a translator. I mainly work on technical documents.
(翻訳者です。主に技術文書を担当しています)
A:What’s the difference between an interpreter and a translator?
(通訳者と翻訳者って何が違うんですか?)
B:An interpreter works with spoken language in real time, while a translator works with written text.
(通訳者はリアルタイムで口頭の言葉を扱い、翻訳者は書かれたテキストを扱います)
A:How does she speak such fluent English?
(どうしてそんなに流暢な英語を話せるんですか?)
B:Her mother is an interpreter. She’s been around English her whole life.
(お母さんが通訳者なんです。ずっと英語に囲まれて育ちましたから)
- I work as an interpreter.
「通訳者として働いています」(”work as” もよく使う) - She’s in the translation business.
「彼女は翻訳業界にいます」 - He makes a living as a translator.
「彼は翻訳者として生計を立てています」
- I’m bilingual in Japanese and English.
「日英のバイリンガルです」 - English is my second language.
「英語は第二言語です」 - I’m fluent in English.
「英語は流暢に話せます」 - I have a working knowledge of English.
「英語は実務レベルで使えます」
- My mother works in education.
「母は教育関係の仕事をしています」 - My father is in finance.
「父は金融関係の仕事をしています」 - My sister is a freelance translator.
「姉はフリーランスの翻訳者です」
My father is an interpreter.
- “interpreter” のアクセントに注意
“interpreter” は in-TER-pre-ter(イン・ター・プリ・ター)と2音節目にアクセントがあります
「インタープリター」と平板に読まないように注意 - “an interpreter” はつながって「アニンタープリター」に聞こえる
“an” と “interpreter” はつながって 「アニンタープリター」 のように発音されます
単語ごとではなく、一つのフレーズとして聞くことを意識すると聞き取りやすくなります
- interpreter = /ɪnˈtɜːrprɪtər/(インタープリター)
- translator = /trænsˈleɪtər/(トランスレイター)
どちらも2音節目にアクセントがあります
今日学んだ表現を使って、英語日記を書いてみよう!
覚えたフレーズは、自分の日常に置き換えて使うと記憶に残りやすくなります
I studied English today.
I want to speak more naturally.
I aspire to speak English as naturally as an interpreter someday.
今日は英語を勉強しました
もっと自然に話せるようになりたいです
いつか通訳のように自然な英語を話せるようになりたいなぁ
- aspire to:熱望する、目指す、憧れる
- I work as an interpreter.
(私は通訳として働いています) - She is a translator.
(彼女は翻訳者です) - He speaks three languages.
(彼は3か国語を話します) - I’m interested in interpreting.
(通訳に興味があります)
※「通訳」という仕事や分野を表す場合は interpreting が使われます - I’m studying English to become an interpreter.
(通訳になるために英語を勉強しています)
3行日記に慣れてきたら、こちらのフレーズも日記に組み込んでみよう
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 〜の違いを学んだ | I learned the difference between ~ |
| 〜は口頭の言葉を扱う | ~ works with spoken language |
| 〜は書かれたテキストを扱う | ~ works with written text |
| 正しい言葉を使う | use the right word |
| 語学関連の仕事 | language-related jobs |
| 〜として働く | work as ~ |
| 〜に囲まれて育つ | grow up surrounded by ~ |
ドラマの中で “My father is an interpreter.” と訳された「通詞(つうじ)」
実はこの職業、明治時代においてとても重要な役割を持っていました
江戸時代から続く通詞の仕事は、鎖国が終わり外国との交流が急増した明治時代に一気に需要が高まります
条約交渉・貿易・外交——すべての場面に通詞が必要でした
直美は教会で育ち英語を身につけたからこそ、捨松にアプローチする手段を持てた
このシーンに、明治という時代のリアルな背景が詰まっていますね
英語を学ぶとき、その言葉が使われた時代や文化を知ると、ぐっと記憶に残りやすくなります
朝ドラで英語を学ぶ醍醐味でもありますね
今回の “My father is an interpreter.” は、直美がなんとか捨松さまとのつながりを得るための大切なシーンで登場しました
その後の “I heard you’re more comfortable speaking English.” や “I hope you don’t mind.” へと続く流れを見ることで、直美の英語力だけでなく、相手への気遣いもよく伝わります
(もちろんなんとか自分の今の境遇から抜け出したいという強い打算があるとは思いますが)
「もう一度このシーンを見返したい」「英語の発音を聞き直したい」という方は、U-NEXTやAmazonプライムビデオ(NHKオンデマンド)の配信状況をチェックしてみるのがおすすめです
朝ドラ『風、薫る』第12話に登場した
My father is an interpreter.
は、「父は通訳です。」という意味のシンプルで使いやすい自己紹介フレーズです
英語を勉強していると、interpreter と translator の違いがあいまいなままになりがちですが、この機会に
- interpreter=通訳(話し言葉)
- translator=翻訳(書き言葉)
という違いも覚えてきましょう
今回の記事では
- “interpreter” = 口頭・リアルタイムで通訳する「通訳者」
- “translator” = 文書・テキストを訳す「翻訳者」
- “My ~ is a/an ~.” = 家族の職業を紹介する定番表現
- 母音で始まる職業名の前は “an” を使う(an interpreter / an engineer)
- 語学関連の職業名を英語でまとめて覚えておくと便利
なども一緒に覚えましょう
家族紹介や自己紹介でもそのまま使える表現なので、ぜひ英語日記や英会話で練習してみてください
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“interpreter” と “translator” の違いを知ったら、次は実際に使ってみましょう
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今日学んだ “interpreter” や “translator” のような専門的な単語も、ストーリー形式で自然に身につきます
オンライン英会話なら、今日学んだ “My father is an interpreter.” のような自己紹介表現を実際の会話で練習できます
講師に「自分の家族の職業を英語で紹介する」という課題を出してもらうだけで、すぐ使える練習になりますよ
