
朝ドラ『風、薫る』第2週第6話「灯の道」で不満爆発した主人公・直美(上坂樹里)が言った言葉は、
No matter how hard I try, I’ll never be happy.
(どんなに頑張っても、私は幸せになれない)
この「No matter how〜」は、英語で「どんなに〜しても」という譲歩・逆説を表す重要な構文です
日常会話から受験英語・ビジネス文書まで幅広く使われます
今回は、
- No matter how の意味
- 正しい使い方
- 似た表現との違い
をわかりやすく勉強していきます
「No matter how 〜」は、
- どんなに〜しても
- いくら〜しても
という意味です
「たとえどんなに〜だとしても」という譲歩(じょうほ)を表す強い表現
後ろに形容詞・副詞・動詞を続けることで、あらゆる状況を「それでも~」と逆接でつなげます
- No matter how hard I try…
(どんなに頑張っても) - No matter how fast he runs…
(どんなに速く走っても)
「howの後ろ」には形容詞・副詞が来る
基本形: No matter how + 形容詞/副詞 + 主語 + 動詞
| パターン | 例文 | 日本語訳 |
|---|---|---|
| No matter how + 形容詞 | No matter how hard it is… | どんなに大変でも… |
| No matter how + 副詞 | No matter how hard I try… | どんなに頑張っても… |
| No matter how + 形容詞 + S + V | No matter how tired you are… | どんなに疲れていても… |
| No matter how much + 名詞 | No matter how much time I have… | どんなに時間があっても… |
ポイント:後ろには「それでも結果は変わらない」という否定的な内容や、強い意志が続くことが多い
No matter how hard I try, I’ll never be happy in this country.”
(どんなに頑張っても、私は幸せになれない)
▶ この国じゃ、逆立ちしたって幸せになれない;ドラマの字幕
前半:No matter how hard I try → No matter how + 副詞 + S + V
※ “hard”(一生懸命に)という副詞が “how” の直後にきている
意味:どんなに一生懸命頑張っても…
後半:I’ll never be happy
意味:決して幸せになれない
「No matter how~, I’ll never…」の形は、強い否定と絶望を表す定番パターン
「never」は「not」より強い否定で、「絶対に~しない」という意味で、感情の強度が強くなる
「努力しても決して報われない」というニュアンスがしっかり伝わります
「No matter how 〜」は複合接続詞として機能します
後ろの語順に注意しよう!
| 構造 | 正しい例 | 間違いやすい例 |
|---|---|---|
| No matter how + 副詞 + S + V | No matter how fast you run | |
| No matter how + 形容詞 + S + V | No matter how cold it is | |
| No matter how much + S + V | No matter how much it costs |
「No matter how 〜」の語順は、No matter how の直後に形容詞・副詞を置き、その後に主語+動詞を続ける
日本語と語順が違うので注意!
ちなみに「However hard you try」は「No matter how hard you try」とほぼ同じ意味です
「however」は書き言葉寄り、「No matter how」は口語でも自然
「No matter how 〜」は、文頭と文中、両方で使われます
文頭の場合は後ろにカンマが来ることが多い
- (文頭)No matter how hard I try, I can’t do it.
(どんなに頑張っても、できない) - (文末)I can’t do it, no matter how hard I try.
(どんなに頑張ってもできない)
- No matter how の発音
「ノー・マター・ハウ」ではなく「ノーマラハウ」のようにつながって聞こえる(リンキング) - matter が弱くなる
“matter” の”t” が弱音化し「マター」→「マラ」
“No matter” が「ノーマラ」とひとかたまりになる - “No” と “how” を強く発音
この表現が聞こえたら「どんなに~しても」という逆接が来る
- No matter how hard I try, I can’t remember his name.
(どんなに頑張っても彼の名前が思い出せない) - No matter how tired I am, I always brush my teeth.
(どんなに疲れていても、必ず歯を磨く) - No matter how busy you are, please eat properly.
(どんなに忙しくても、ちゃんと食べてね) - No matter how small the effort, it adds up over time.
(どんなに小さな努力でも、積み重なっていく) - No matter how many times I try, I fail.
(何度やっても失敗する)
- No matter how tired I am, I keep going.
(どんなに疲れても頑張る) - No matter how many times I fail, I’ll keep trying.
(何度失敗しても、挑戦し続ける) - No matter how difficult it is, I won’t give up.
(どんなに難しくても諦めない) - No matter how long it takes, I’ll finish this project.
(どんなに時間がかかっても、このプロジェクトを終わらせる) - No matter how much I study, there’s always more to learn.
(どんなに勉強しても、学ぶことはまだある)
- No matter how hard things get, you’re not alone.
(どんなにつらくなっても、あなたは一人じゃない) - No matter what happens, I’ll be there for you.
(何があっても、そばにいるよ) - No matter how slow your progress, keep going.
(どんなにゆっくりでも、進み続けて)
感情・努力とセットでよく使う
「No matter how~」は、
- 頑張っているのに報われない
- どうしても変わらない
ような感情を強く伝えたいときに使える表現です
「どんなに~でも」「たとえ~でも」という譲歩・逆接の表現は、英語にいくつかのバリエーションがあります
| 表現 | 意味・ニュアンス | フォーマル |
|---|---|---|
| No matter how~ | どんなに~でも(口語・書き言葉どちらも、程度にフォーカス) →No matter how hard I try…(どんなに頑張っても…) | ★★★☆☆ |
| However~ | どんなに~でも(やや書き言葉・フォーマル) →However hard I try…(どんなに頑張っても…) | ★★★★☆ |
| Even if~ | たとえ~でも(仮定的な状況) →Even if I try hard…(どんなに頑張ったとしても…) | ★★★☆☆ |
| Even though~ | ~にもかかわらず(事実に基づく逆接) →Even though I try hard…(一生懸命頑張っているのだけれども…) | ★★★☆☆ |
| No matter what~ | 何が~でも(物・事が対象) →No matter what happens…(何があろうとも…) | ★★★☆☆ |
| No matter when~ | いつ~でも(時が対象) →No matter when you call…(いつ電話してくれても…) | ★★★☆☆ |
| Regardless of~ | ~にかかわらず(フォーマル・書き言葉) →Regardless of my efforts…(努力に関わらず…) | ★★★★★ |
日常会話なら「No matter how」が自然
論文やビジネスなら「However~」や「Regardless of~」が向いています
<日常の「壁」を感じる時>
You’re still working? It’s 10 PM!
(まだ仕事してるの?もう夜の10時だよ!)
I know. But no matter how hard I try, I can’t finish this report.
(わかってる。でも、どんなに頑張ってもこの報告書が終わらないんだ)
Don’t push yourself too hard. You need some rest.
(無理しすぎないで。休みが必要だよ)
<不満を表すとき>
No matter how hard I work, my salary never goes up.
(どんなに頑張って働いても給料が上がらない)
How does that make sense?
(それって納得いかない!)
「No matter how」は「どんなに~でも」という強い気持ちを表す表現
努力・不満・励ましの場面で使える英語フレーズです
「努力+結果」で使うと自然です
I practiced the piano for three hours today.
No matter how hard I practice, I still can’t play this part perfectly.
But I won’t give up until I master this piece!
今日、ピアノを3時間練習した
どんなに練習しても、この部分がまだ完璧に弾けない
でも、この曲をマスターするまで諦めない!
※ピアノを「弾く」は play the piano ですが、上達を目指して取り組んでいる場合は「practice(練習する)」を使う方が自然
I practiced English.
I made mistakes again.
No matter how many times I try, I can’t get it.
英語の練習をした
また間違えてしまった
何度やっても、どうしても覚えられない
このパターンは結構書きやすいですね
- 今日あったこと
- うまくいかなかった・頑張った・励ました体験
- No matter how~を1文使う
この3行でOK!
「ピアノも英語も、上達の鍵は毎日の継続です。なかなか上達を感じられない時は、プロのフィードバックを受けるのが一番の近道
あなたの『頑張り』をしっかりサポートしてくれる英語添削サービスなどを利用しましょう
No matter how を中心に、逆接・譲歩・諦めない気持ちを書くときに使えるフレーズをまとめました
「頑張った・うまくいかなかった」系
| 英語フレーズ | 日本語訳 | 使うシーン |
|---|---|---|
| No matter how hard I tried, I couldn’t ___. | どんなに頑張っても~できなかった | 壁にぶつかった日 |
| It didn’t go as planned, but I kept going. | 計画通りにいかなかったが、続けた | 失敗を乗り越えた日 |
| I struggled today, but I didn’t give up. | 今日は苦労したが、諦めなかった | 粘り強さの記録 |
| Even though it was tough, I managed to ___. | 大変だったけど、なんとか~できた | 困難を乗り越えた日 |
「諦めない・続ける」系
| 英語フレーズ | 日本語訳 | 使うシーン |
|---|---|---|
| No matter what, I’ll keep trying. | 何があっても、挑戦し続ける | 決意の記録 |
| I won’t give up, no matter how long it takes. | どんなに時間がかかっても諦めない | 継続の誓い |
| Every small step counts, no matter how slow. | どんなにゆっくりでも、小さな一歩が積み重なる | 自己励まし |
| I’m making progress, even if I can’t see it yet. | まだ見えなくても、前進している | 停滞期の記録 |
「励ました・励まされた」系
| 英語フレーズ | 日本語訳 | 使うシーン |
|---|---|---|
| I told them to keep going, no matter what. | 何があっても続けてと伝えた | 友人を励ました日 |
| Someone reminded me that effort always pays off. | 努力は必ず報われると言ってもらえた | 励まされた日 |
| I needed to hear that today. | 今日それを聞けてよかった | 言葉に救われた日 |
| No matter how hard it gets, I have people who care. | どんなにつらくても、気にかけてくれる人がいる | 感謝の記録 |
朝ドラ『風、薫る』第6話で「No matter how〜」が使われた場面では、他にも感情的なセリフがたくさん出てきました
会話の流れを追いながら英語フレーズをちょこっと深掘りしていきます
直美:Mary, someday will you take me to America?
(メアリー、いつかアメリカに私を連れてって)
メアリー:If you like, but why?
(構いませんが、どうして?)
直美:Thank you, Mary.
(ありがとう、メアリー)
吉江:え?え?どうしました?Japanese, Japanese please.
直美:So, how does that make sense?
(納得いかない!)
No matter how hard I try,I’ll never be happy in this country.
(この国じゃ、逆立ちしたって幸せになれない)
I’m done with it. I’m leaving.
(もうこんな国出て行ってやる)
Goishin? Civilization? Don’t make me laugh.
(なにがご維新よ!文明開化?ふざけんな!)
So I want to take me to America.
吉江:ジャパニーズ…じゃなくてもなんとなくわかりました…
「So, how does that make sense?」は、「どうしてそれが筋が通るの?=そんなの納得いかない!」という強い不満の表現
他にも以下のような表現があります
- How does that make sense?
(それが道理に合う?=納得いかない!;強い不満・疑問) - That doesn’t make sense.
(それは筋が通らない;否定・反論) - That makes no sense.
(まったく意味をなさない;強い否定) - I don’t buy that.
(それは信じない/納得しない;懐疑・抵抗)
「I’m done with it.」は、「もうこんなの嫌だ・うんざりだ」という意味
他にも以下のような表現があります
- I’m fed up with it.
(もううんざりした;強い不満) - I’ve had enough of it.
(もう十分すぎるほど経験した;嫌気がさした) - I’m through with it.
(もう終わりにする・関わりたくない)
「Don’t make me laugh.」は直訳すると「笑わせるな」ですが、実際には「ばかばかしい・本気で言ってるの?・ふざけるな」という強い皮肉・不満の表現です
他にも次のような表現があります
- Don’t make me laugh.
(笑わせるな・ふざけるな;皮肉・軽蔑) - Are you kidding me?
(冗談でしょ?;き・不満) - Give me a break.
(いい加減にして;呆れ・不満) - You can’t be serious.
(本気で言ってるの?;信じられない)
「No matter how〜」は
- どんなに〜しても; 強い感情・努力を表す表現
で、中級者にとって必須の構文です
今回勉強した内容は、
- No matter how の意味
「どんなに~でも」という譲歩・逆接を表す複合接続詞 - 語順のルール
No matter how + 形容詞/副詞 + 主語 + 動詞(直後に形容詞・副詞!) - リスニング
- No matter how の例文
- 3行英語日記テンプレ
など
「No matter how〜」は日常会話やビジネスなど幅広く使える表現です
しっかり押さえておきましょう
朝ドラ英語『風、薫る』6話の他の英語表現はこちら↓
- 「〜と呼ばれています」は英語で
→It’s called の解説はこちら - 「それならこれはどうですか?」
→How about this? の解説はこちら - 「お困りですか?」
→May I help you? の解説はこちら - 「割に合わない」は英語で?
→The work just isn’t worth it. の解説はこちら - 「ふざけるな」は英語で?
→This is ridiculous! の解説はこちら - 第6話の英語まとめはこちら
こうした構文も、実際に使わないと身につきません
よくある
- 文法は分かるのに話せない
- 長い文が作れない
このような悩みは、実際に言葉に出して使ってみることで身についていきます
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